10月13〜16日の4日間にわたって、今年もアコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブで開催された日本で唯一のPGAツアー「ZOZO CHAMPIONSHIP 2022(ゾゾチャン)」。世界の男子トップ選手が集う大会が日本で開催されるというまたとない機会に、その最高峰のプレーをひと目観ようと日本中から多くの人が集まった。
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PGAツアーはやっぱりスゴい! 年に一度の“ゾゾチャン”は、まさにお祭り!
「ZOZO CHAMPIONSHIP(ゾゾチャン)」は、今年で4回目となる日本開催のPGAツアー。世界で活躍するトップ選手たちのプレーを間近で見られるチャンスとあって、毎年、日本中のゴルフファンたちが待ち望んでいる注目の大会だ。
また、今年の大会は「日本」をテーマとしており、大会を通じて日本のアイデンティティを表現。浮世絵をイメージしたメインビジュアルをはじめ、会場内の各エリアやブースなど にも日本を感じさせるさまざまな演出が施されており、訪れた観客たちを大いに楽しませてくれた。
会場となったアコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブには、記念撮影スポットがあったり、ティーマークがZOZOTOWNの商品配送時に使用される通称“ZOZO箱”になっていたりと、すっかりゾゾチャン仕様に。スタッフの移動などに使われていたカートンにもゾゾチャンのラッピングが施されていた。
そして、要所に最新の順位が随時更新されているスコアボードが設置されているところなどは、やはりトーナメントツアーならではだ。
会場に出現した日本の“お祭り”「ZOZO CHAMPIONSHIP 祭 ZONE」
今大会のテーマを体感できるのが、会場の中心に設置された「祭ZONE(ゾーン)」だ。
祭ゾーンには「像造球飛神社(ZOZOたまとび神社)」と名付けられた特設神社や、お祭りさながらの縁日遊び・縁日グルメを堪能できる屋台ブースが並んでおり、ゴルフ観戦とは別の楽しみを味わうことができるようになっている。
小高いティーグランドに設置された像造球飛神社は、おみくじや絵馬、千社札なども販売されており、まるで本物の神社のよう。よく見ると、トーナメントに参加している国内外の有名選手が書いた絵馬も結んであった。
祭ゾーンをいちばん盛り上げていたのは、お祭り仕様の法被姿になったスタッフたちが出迎えてくれる縁日遊び。ここでは家族で観戦に訪れたという子どもたちが大はしゃぎ。景品としてもらえるお菓子はここでしか手に入らないオリジナルパッケージだ。
縁日の屋台をイメージした飲食ブースでは、りんご飴やチョコバナナ、わたあめ、ベビーカステラといった、軽食の屋台グルメも食べることが可能。ベビーカステラには、ZOZO箱をイメージしたオリジナル型も入っていた。
さらに、祭ゾーンにはゴルフブランドによるさまざまなコンテンツが用意された「企業ブース」も。各ブランドが新作アイテムや選手たちが使用するモデルの展示を行っていた。
この祭りゾーンで得られた収益はの一部は寄付されるとのこと。
会場のいたる所にあるオフィシャルストアやパートナーブースでお買い物
会場のいたるところで、オフィシャルグッズやコラボグッズなどが購入できるのもゾゾチャンならでは。
普段は、「ZOZOTOWN」上のゴルフアイテム専門ゾーン「ZOZOGOLF」などで販売されているゾゾチャンのオフィシャルアイテムや国内外ブランドとのコラボアイテムだが、大会本番の会場で買うのは臨場感も抜群。各ストアは、そんな特別なゾゾチャンアイテムを求める大勢の観客たちでつねに賑わっていた。
オフィシャルストアには、お土産にも最適なゾゾチャンのオフィシャルグッズ、そして、10月3日に発売した本誌『GOLF OUT』でも紹介したコラボアイテムを販売。
また、パートナーブースとして出店していた「ポロラルフローレン」のポップアップショップは、大会コラボアイテムなどを販売。隣の「RALPH’S COFFEE」ではおいしいコーヒーも楽しめた。
お腹が空いたら、会場内のフード&ドリンクコーナーへ
イベントやフェスで欠かせないのが会場グルメ。このゾゾチャンでも、全21店舗のさまざまなフード&ドリンク屋台が出店。長いトーナメントの観戦の合間に、ゆっくりとおいしい食事を口にすることができた。
屋外だからこその串モノ、ガッツリ満腹になる飯類や麺類、軽食にもぴったりなホットドッグやドーナツなど、各種ドリンクなど、会場内に並ぶ屋台のバリエーションも豊富。
8時台のティーオフから78人もの選手がプレーする大会のため観戦は長丁場。だからこそ、フードやドリンクが充実しているのは非常にうれしい。
会場で見かけたGOLF OUTな人たち
ゾゾチャンの会場には、一般人はもちろん、ゴルフ関係者、芸能人など、さまざまな人たちが観戦に訪れていたが、そのなかには『GOLF OUT』でおなじみな人たちの姿も。
ゴルフ好きクリエイターたちによるゴルフチーム「Golfickers」をはじめ、スタイリストやデザイナー、ショップスタッフなど、ファッション業界の人たちの姿も目立った。
こうしたメンバーが集結したのも、今年のゾゾチャンの特徴でもあるだろう。
そして、実はこんなところにもGOLF OUTなアイテムが……。
今大会では、我ら『GOLF OUT』でシニアアドバイザーを務める平野淳氏が手がけるブランド「HⅡT TOKYO」が全選手に真鍮仕様のネームタグを別注制作。海外選手はカタカナで、日本選手はアルファベットで名前が刻まれたネームタグ。
『GOLF OUT』読者にはおなじみのアイテムが、世界のトッププレーヤーたちのキャディバッグに付けられているなんて、日本で開催するゾゾチャンだからこそのサプライズだ。
会場だからこそ味わえた最高の臨場感! 来年の開催が楽しみ
『GOLF OUT』スタッフが会場におじゃましたのは大会2日目のことだが、大会期間中アコーディア・ゴルフ習志野 カントリークラブには、連日多くの観客が訪れゾゾチャンを楽しんでいたとのこと。
そして何より大会は、最終日に首位が入れ替わる白熱の展開で、1打差を制したキーガン・ブラッドリー選手が2018年以来となる4年ぶりの優勝を飾り幕を閉じた。日本人選手の入賞こそなかったものの、国内ツアーでは見ることのできないスペシャルなプレーを会場で見ることはできた観客たちは、まさに最高の臨場感を味わうことができた。
今年のゾゾチャンは日本をテーマとした演出で盛り上がったが、来年はどんな形で開催されるのか。ゴルフ好きならば今から楽しみにしておこう!