ファッションと機能性をバランスよく融合したフェススタイル。
様々な媒体で活躍する多忙な日々を送りながらも、多くのフェスに参戦しているスタイリストの近藤さんと、ひらもとさん。そんな外遊び好きの2人のフェスコーデを、先日開催された「THE CAMP BOOK」の会場で拝見した!!
防水透湿素材の“GORE-TEX(ゴアテックス)”のアイテムをスマートに取り入れた機能的なスタイルは、日常の延長でファッションを楽しみながらも、ライブからテント泊まで快適に過ごせる、ほどよいアクティブ感が魅力。
夏フェスといえば、天候が変わりやすい季節かつ、山間部での開催が多く雨はつきもの。そのため防水系のアイテムを常備しておくのは、もはや鉄則。テント泊のキャンプフェスなら、フィールドで軽快に動ける機能的な装備も用意しておきたい。
そんなフィールドで、絶対的な安心感を与えてくれるのが、雨風に強く、蒸れにくいゴアテックス製品。様々な有名アウトドアブランドがこぞって採用するだけに、洗練されたデザインのアイテムが揃っているのも魅力のひとつだ。
今回の2人のフェスコーデの主役となっているのもゴアテックス ジャケット。どちらも全天候の対応する本格的なシェルながら、スタイリッシュなカラーリングや配色がフェス向き。もちろんアクティブシーンにもしっかりと対応する。
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アウターとポーチ以外はラフなアイテム&素材感でメリハリを。
近藤さんのフェススタイルは、「上半身とスマホは濡らしたくない」とゴアテックス ウエアとポーチを用意。しかしそれ以外は、ナチュラルな素材感のアイテムやミニマムなサンダルでラフな雰囲気を演出。
「フェスは山登りをするわけじゃないから、機能素材は最低限にしました。それと、ハイテクのアイテムとローテクのアイテムをバランスよくミックスしたほうが、こなれ感が出ると思うんですよ」。
マウンテンハードウエアのエクスポージャー2ゴアテックスパックライトストレッチPOは、軽量でストレッチ性も備えたレインシェル。アノラックタイプながら、左脇腹に脱着が便利なサイドファスナーを装備。
「アメリカのブランドらしいデザインもいいけど、サイドファスナーが機能的で気に入りました。サコッシュをしたまま羽織って、このファスナーを開けてサコッシュを利用する、なんて使い方もおもしろそう」。
アウトドアスタイルにミリタリーとストリートの要素をプラス。
ひらもとさんのフェスコーデは、近藤さんとは対称的に防水アイテムをメインにしたスタイル。さらにゴアテックス ファブリクスを採用したコヨーテカラーのジャケットとリアルツリーカモのパンツで無骨なミリタリーテイスト、ハットやサングラスでストリートの匂いもプラスしている。
「ジャケットのカラーリングに合わせてパンツとシューズをセレクトしました。個人的にヨコ乗り系のカルチャーが好きなので、ストリートスタイルがベースにあるけど、機能性は完全にフェス仕様です」。
アークテリスクスのゼータ SL ジャケットに採用されている、パックライトプラスは素材裏面に凹凸状の耐摩耗加工が施されているため肌触りがよく、Tシャツの上から直接羽織ってもベタつかずに快適。
「着心地のよさも最高だけど、なによりも軽さに驚きました。体感的にはシャツと同じくらいかも。フェスは歩き回るし踊ったりもするから、これくらい軽くてコンパクトになると重宝しますよ」。
バッグの中には、こんなゴアテックス製品も!!
近藤さんは着用しているアイテム以外にも、このフェスで使うためにゴアテックス プロダクトを持参。しかも周りと被らなさそうな、ちょっと珍しいアイテムを厳選してきたとか。これなら防水性はしっかりと確保しつつ、スタイルに幅を広げてくれそう。
快適な機能素材を自分らしく取り入れるのが、野外フェスを楽しむ秘訣。
機能素材のアイテムはアウトドアブランドを中心に数多くリリースされているため、フェスでは自分のスタイルや遊び方に合わせて最適なプロダクトを選ぶことが快適に楽しむ秘訣。スタイリストの2人は、特にゴアテックス製品の使い方が秀逸で、気負いすぎないフェスコーデを、それぞれ見事に体現していた。
「ゴアテックスの機能性は間違いないから、あとはデザインや使い方で、どれだけ遊べるかがポイント。そうした着こなしが楽しめるのもフェスならではですね」(近藤)
「フェスで何を持っていくか迷ったときは、とりあえずゴアテックスを選びます。それだけ信頼しているし、実際に説得力がある素材だと思います」(ひらもと)
Photo/Dai Yamamoto