ゴアテックスウエアの洗濯、どうしてる? 知らなきゃソンする、簡単お手入れ法。 

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ゴアテックスウエアの洗濯、どうしてる? 知らなきゃソンする、簡単お手入れ法。 
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じつは登山好きのストレイテナー日向氏が、ゴアテックスウエアを洗濯してみると!?

外遊び好きにとって最も身近な機能素材と言えば「GORE-TEX(ゴアテックス)」。優れた防水透湿性を発揮し、軽量かつ防風性も高いため、街からフィールドまであらゆるシーンで活躍してくれる。

多くのアウトドアブランドがこぞって採用していることからも、その実力は折り紙付きだけど、気になるのは高い機能性を保持させるためのメンテナンス方法。

じつはゴアテックスのアイテムは、マメに洗って汚れを落とすことが、長く愛用するための秘訣とか。その理由は、泥や雨の汚れだけでなく汗や皮脂汚れが生地に溜まることで撥水性や透湿性が低下し、本来のパフォーマンスを発揮できなくなるから。汚れを放置しておくと、生地自体の劣化が早まったり、縫い目の防水に貼られたシームテームが剥がれやすくなってしまうことも。

そこでゴアテックスのアイテムをリリースする各メーカーが推奨する、洗濯手順で実際に洗ってみることに。どうやら家庭用の洗濯機で、誰でも気軽に洗うことができるらしい。

日向 秀和(ベーシスト)ストレイテナーを中心に様々なメンバーとして活躍中。プライベートでは、登山チーム「オレンジバックパッカーズ」のメインメンバーとして活動する外遊び好き。先日も奥穂高岳でピークハントしてきたばかり。この冬は厳冬期の八ヶ岳にも挑戦する予定。

今回、ゴアテックスウエアの洗濯を体験してもらうのは、日本を代表するベーシストのひとり、日向 秀和さん。アーティスト活動と並行して「オレンジバックパッカーズ」のメンバーとして本格的な登山も楽しんでいるため、かなりのゴアテックスユーザーだという。

日向「ゴアテックスのアイテムは山では必須だけど、普段着としても重宝しています。軽くてさらっと羽織れるし、レインウエア代わりになるから便利ですよね。でも洗濯するのは、2ヶ月に一回くらい。汗だくや泥まみれにならない限りは洗わないです」

1. 洗う前に必ず「洗濯表示」をチェック!

日向さんが愛用しているのは、マムートのゴアテックスアイテムが中心。そこで今回はマムートが推奨する手順で洗っていくことに。

どんなブランドのアイテムに限らず、最初にすることは“洗濯表示”をチェックすること。裏地の一部やポケットの内側に縫い付けられているのでまずは探し出してみよう。

メーカーによっては“洗濯表示”のタグに細かい洗濯方法が書いてあることもあるので、しっかりと読み込みたい。洗濯機の使用が可能かどうか、ドライクリーニングがOKかどうかなど、アイテムによって違うこともあるので要チェック。

2. ジップやベルクロは必ず閉じて、ネットに入れる。

ゴアテックス自体は擦れにも強いタフな素材だけど、アウトドアのアイテムは細かいギミックも多い。そうしたパーツが洗濯中に他のウエアを傷つけたりすることもあるので、ジップやベルクロはしっかりと閉じておきたい。

さらに洗濯用ネットに入れることで、回転する洗濯機のなかでもアイテム同士が絡まったり、細かいパーツに他のアイテムが引っかかったりすることを防げる。

日向「“洗濯表示”はいままでチェックしたことはなかったですね。あったことも知らなかったくらい(笑)。洗濯ネットに入れた方がいいというのも初めて知りました」

3. 柔軟剤や漂白剤が入っていない液体洗剤を使う。

ネットに入れた状態で、洗濯機に投入。今回洗うウエアの”洗濯表示”をチェックしたところ、洗濯時の水温は30度以下とのこと。また、今回は手洗いモードを使って洗うことに。

基本的には一般的な家庭用の液体洗剤で洗うことができるが、漂白剤や柔軟剤が入っているタイプはNG。素材の表面に余計な成分が残り、機能性の低下に繋がる恐れがある。

4. すすぎは念入り、脱水は弱めが基本。

そしてゴアテックスのアイテムを洗うときは、洗剤をしっかり落とすために、すすぎは念入りにするのが鉄則。細かいギミックへの配慮として、脱水はなるべく低速(弱め)のほうが安心。

日向「最近の洗濯機は手洗いモードが標準装備されているし、すすぎや脱水の設定も細かく選べるから、簡単に洗えますよね。山歩きでハードに使うことが多いから、こうやって気軽に洗えるのは本当に助かります」

5. 脱水後は、風通しがよい場所で陰干し。

脱水を終えたら、洗濯機から取り出して干す作業へ。フィールド仕様のアウターといえども、紫外線によるダメージはゼロではないので、なるべく陰干しが理想。もちろん、風通しの良い場所の方が乾きは早い。

6. 仕上げは熱を与えて撥水性を復活させる。

じつはゴアテックスは、表面に熱を与えることで撥水性が復活する。そのためアイテム全体がしっかり乾いたら、仕上げとして全体的に優しくアイロンをかけよう。アイロンの温度は低温にして、必ずてぬぐいなどで当て布をすること。スチーム機能を使うと高温になりすぎるため厳禁。

強面のロックミュージシャンとは思えない繊細な手付きでアイロンがけしていく日向さん。ウエアへの愛着が伝わってくる。

日向「自分はいつも乾燥機に入れて熱を加えています。だいたい20分くらいかな。あまり回しすぎないようにしています。そういう意味では、アイロンがけのほうが安心ですよね」

「正しい洗濯方法で、なるべく長く付き合いたい」

ということで、ハイテク素材のゴアテックスも、自宅の洗濯機で気軽に洗うことができる。正しい手順を踏まえた洗濯を体験した日向さんも、自身のウエアが綺麗になって大満足の様子。

日向「思ったより気軽に洗えましたね! でも洗う前に“洗濯表示”をチェックしたり、ネットに入れるのは初めて知りました。確かにその方が安心ですよね、勉強になりました。今後は、なるべくマメに洗うようにします。やっぱりお気に入りのウエアは長く使いたいですからね。とりあえず明日谷川岳に行くので、早速これを着ていこうかなと。もちろん帰宅後は、すぐに洗濯します(笑)」

■ゴアテックスの公式サイトのメンテ方法はこちら

意外と簡単なゴアテックス洗濯講座は、インスタグラムライブでも開催!

今回取材にご協力いただいた日向さんを中心としたおしゃれ登山集団「オレンジバックパッカーズ」の面々を迎えて、なんとインスタグラムライブを開催します!

記事内で触れたゴアテックスの洗い方から、トークライブなど盛りだくさんの内容。しかも、ライブ中に出てくるキーワードをひかえて応募すると抽選でゴアテックス商品がプレゼントされるという太っ腹企画付き!

気になる日程は、2020年12月16日(水)21時〜。GO OUTの公式インスタグラム(@gooutjpn)で開催しますのでお楽しみに!

続報や詳細は上記GO OUT公式インスタグラム、ツイッターなどでも告知していきますので要チェックです。


(問)GORE-TEX  www.gore-tex.jp/

www.gore-tex.jp/support/care/outerwear

  • Photo/Dai Yamamoto、オレンジバックパッカーズ提供
Orange Backpackers

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オレンジバックパッカーズとは、日向秀和さんを中心に、様々な業界から個性派メンバーが集結して活動する登山チーム。丸⼭珈琲と一緒にプロデュースしたコーヒー「PEAK BLEND」は、その名の通り、山頂や登山後に飲むことを想定したオリジナルブレンドの逸品。試行錯誤を重ねた上に、メンバーたちが山頂でテイスティングする様子を、丸山珈琲の公式YOUTUBEチャンネルで公開している。山とコーヒーを愛する人は必見!!

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Masatsugu Kuwabara
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