リアルキャンプでリサーチ!こだわりキャンパーたちの、マニアックな逸品拝見。

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2022年5月27日(金)~29日(日)にかけて、福島県の天神浜オートキャンプ場で開催されたGO OUT CAMP猪苗代。8回目の開催も多くのキャンパーが集い、楽しい時間を過ごしました。今回は会場で見つけたこだわり派キャンパーたちのギアを拝見してきました!

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台湾発のハイエンドテーブル!

ヒルバーグのテントやカーミットチェアなど、すべてが一流ギアでまとめられたCOTAさんのサイト。そのなかでも存在感を放っていたのがこのテーブル。これは台湾発の「hxo design(エイチエックスオー デザイン)」のモジュラーテーブルシステム。

簡単に折り畳んで収納や持ち運びができる。

インテリアデザイナーが手掛けるだけあって見た目の良さはもちろんのこと、コンピューターによる精密な削り出し加工が高級感に輪をかけている。近年はネイバーフッドとコラボするなど躍動しており、感度の高いキャンパーたちから絶大な支持を得ている。

「値段はちょっとお高めですが、その分満足しています! サイズが64.5×57.5×35.5cmの中型ロータイプでソロ~デュオ向けにちょうどよく、軽量&コンパクトなのに頑丈だから重宝しています」というCOTAさんは、当テーブルを計3セット所持! オプションのトレイ&サポートで連結したり、ポールを追加してカスタムを楽しんでいた。

鹿のツノがモチーフのマルチハンガー!

地面に突き刺して使うランタン用のアイアンポールが定番となった昨今、各テントサイトにはさまざまなハンガーが打ち付けられているが、この二股に分かれた形状はまずお目にかかれないはず? 

早速オーナーに話を伺うと、「フリマサイトをチェックしていたら金属加工の職人さんが出品していたのを見て、ひと目惚れしちゃいました! 鹿のツノをイメージしたというカタチが気に入っています。左右でポールが回転するので位置を微調整できるのもポイントです」とご満悦の様子。

なおCON CHANGさんはキャンプ歴4ヶ月足らずというビギナーだが、ランタン沼にはまり、ケロシンからLEDまで20個以上を所有。これらをキブン次第で次々と吊るせるWランタンハンガーはマストギアなのだ!

本格登山ギアで、あたためますか?

MSRのブラックライト・アルミクッカーは10年以上前に廃番となったが、デュラライトと並ぶ名作。今回注目したのはその周りを覆っている金色のカバー? こちらは同じMSRのヒートエクスチェンジャーで、鍋に巻き付けて使用することで熱効率を約25%高められるという優れもの! 燃料の消費量を抑えられるアルパイン系ならではのアイテムだ。

サイズは微調整が可能で、直径170~180mmのクッカーに対応。

「おでんなど保温したい料理で重宝しています。実際に時間や温度を測ったことはありませんが、これを付けると少しだけ温まるのが速くなったような気がしますね」というKEN-1さんがヒートエクスチェンジャーを購入したのは5年ほど前とのことだが、現在も販売されているアイテムだ。

ほかにもMSRのドロメダリーバッグ(ウォータバッグ)やバーナーなど本格的なギアをさりげなく取り入れていた。

ムード満点のポータブル円柱ランタン

メインからサブまで光源はLEDランタンが益々旺盛! ほかと違いを出すべくメーカーも個性的なモデルや付属品を続々と登場させている。

そんななか、おしゃれキャンパーの間ではとあるランプが密かに人気の様子。こちらは「Ambientec(アンビエンテック)」という照明ブランドのTURN+コードレスランプ(写真右)だ。

4段階から光量をセレクト可。調光などの操作はボタンではなくタッチセンサーというのもスマートだ。

サイズが高さ16.5cm×φ8.9㎜というコンパクトな外観ながら手に乗せるとズッシリとした重量感! アルミボディはつなぎ目がなく、シェード(ホヤ)も薄いものではなく、すべてクリスタルガラスというから驚きだ。

Kuro_tenguさんは「防水仕様だから野外に持ち出せるのが良いですね。6時間充電で最長500時間使えるし、なにより濃厚な暖色でサイトを照らしてくれるから落ち着いて過ごせます!」という。ほかにステンレスや真鍮もあり、コチラも気になっている様子。

また音楽にもこだわるKuro_tenguさんはシャープのanyスピーカーランタン(先ほどの写真左)も併用。360度方向に臨場感のある音が広がるスピーカーでお気に入りの曲を流し、まろやかな光に包まれながら、優雅なミュージック・キャンプを満喫していた。

高級ウッドチェアは遊びゴコロもたっぷり!

シンプルながらも高級感のあるこちらのチェアは、韓国のファニチャーブランド「MINILIFE(ミニライフ)」のサファリチェア。ノースウエストハードウッドのホワイトオークを使用したトップグレードのアイテムだ。

Epitaphさんが愛用するのは、ミニライフと福井県のサンデーマウンテンが立ち上げたブランド「DVERG(ドベルグ)」のコラボモデルで、コットン生地とひじ掛けのヌメ革をブラックに変更されている。

「じつはバックレストがリクライニングするので、ゆったりと座れるんです。背筋を伸ばして深呼吸すると気持ちいいんですよ!」

このチェアは組み立て式で六角レンチが付属。収納サイズは600×200×100㎜と持ち運びも苦にはならない。「組付けや分解はちょっと手間ですが、慣れれば1~2分でできます」とのこと。エイジングを楽しみながら末永く使っていきたいファニチャーだ。

ランタン+小物置きに便利!

テーブルに設置して机上を直で灯せるランタンポールも人気を集めているギアだ。こちらはお馴染み「Danner(ダナー)」と「5050WORKSHOP」のコラボ品で、各部にダナーのロゴが記されている。

「イベント会場の限定特価でかなり安かったので購入しました。オプションのスタンドプレートも小物置きとして役立っています」というisoさんは、ネイタルデザインのシェードを被せたモスキートランタンやBOSEのスピーカー、使用頻度の高い小物や薬類などを入れたスタンダードポイントのポーチなどを置いてスタンバイ!

このポールスタンドはテーブルにクランプするだけでなく、地面に刺して使うこともできるため、ひとつあればなにかと重宝する。

今回は6名のキャンパーさんのとっておきアイテムを紹介しました。もし気になるものがあったらぜひチェックして、自身のキャンプスタイルに取り入れてみてください!

Photo & Report/Yasuo Sato

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