セーリングレースウエアのスペックを落とし込んだ、ヘリーハンセンの防水ウエアに注目。

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1877 年にノルウェーで誕生したブランド「HELLY HANSEN(ヘリーハンセン)」の2023年FALL / WINTERコレクションが立ち上がった。

テーマは、“Older Newest Features”。古き良きものに現代の新しい機能や素材を融合していくことで、プロダクトの価値を新たに提案。昔、漁師が着ていたガンジーセーター、亜麻仁油をしみこませた防水コート、ヘリーハンセンのルーツとなったアイテムの数々を素材やディテールから見直し、現代的にアップデート。クラシカルな雰囲気から垣間見えるテクニカルな印象が、ヘリーハンセンの新たな商品の船出となるコレクションに仕上げられている。

Split Sail GORE-TEX® Coat ¥52800

セーリングレースで使用されるハイパフォーマンスなジャケットをタウンユースに落とし込んだコートは、防水性と透湿性に優れたGORE-TEX®の3層生地を使用。シルエットは、大きすぎず小さすぎないスタンダードなフィッティングとなっており、ひざ下までカバーできるロング丈なので、足さばきを考慮して後ろ裾にタックが入れられている。

背面にはふらしのベンチレーションを配置し、衣服内の湿度を外へ逃がす工夫が。両サイドには、ポケット内へ雨が入らないようにフラップポケットを付けられており、フード背面には夜間の視認性を高められるリフレクトターテープが着く。

Split Sail GORE-TEX® Jacket ¥46200

こちらのジャケットも先ほどのコート同様、セーリングレースのパフォーマンスが落とし込まれている。シルエットは、スタンダードなフィット感で仕上げられ、裾のドローコードで様々なコーディネートが楽しめるような工夫が見える。太い前立てやシャープなカッティングなどセーリングウェアを彷彿させるディテールを残しながらも、都会的でモダンな印象に仕上げた。

Maritime Flag Jacket ¥28600 Maritime Flag Pants ¥22000

90年代のセーリングジャケットから着想したデザインはタウンユースでも着用できるように、背面の鋭角なカッティングは残しつつもシンプルかつクラシカルな印象のウインドブレーカーとパンツ。ややゆったりとしたシルエットに仕上げた製品は、表地には光沢感のあるリサイクルナイロンタフタを使用し、テクニカルな表情感に。撥水加工を施しているため、多少の雨にも対応し、総裏メッシュ仕様にすることで、肌離れをよく仕上げられている。こちらはセットアップでの着用もおすすめだ。

ただいまヘリーハンセンの公式ウェブサイトにて、2023年秋冬“Older Newest Features”コレクションのオリジナルコンテンツが公開中。これらアイテムの秀逸なディテールを確認しつつ、秋のワードローブ計画に追加しておこう。


(問)ヘリーハンセン 原宿店 tel:03-6418-9669 www.goldwin.co.jp/hellyhansen/shoplist/?id=0159

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Seijiro Eda
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