新型マツダCX-5にアウトドア向けの新グレード追加! 汚れたギアもガンガン積めるタフな1台。

作成

5年目を迎えて商品改良を行ったマツダCX-5には、新たに2種類の特別仕様車が加わった。そのうちの1台が、「Field Journey(フィールドジャーニー)」。防水仕様のラゲッジボードやサブトランクを特別装備し、存分に遊び倒したくなるタフな相棒だ。

Table Of Contents : 目次

アンダーガード風ガーニッシュやオールシーズンタイヤを装着する「フィールドジャーニー」

商品改良が行われた新型CX-5では、バリエーションの追加もトピックだ。現在、クロスオーバーSUVというカテゴリーは群雄割拠。多彩なキャラクターを備えた競合がひしめいている。また、ユーザーの好みも多様化する一方だ。そうした状況に対応するため、新たな特別仕様車を投入するに至ったというわけだ。

これまでCX-5が弱かった部分が「土っぽさ」の表現。スタイリッシュさでは一頭地を抜いているが、その反面、アウトドアシーンでの存在感が薄いのは否めない。じつはCX-5、最低地上高は210mmを確保しておりトヨタRAV4を上回って乗用SUVではトップクラスだったりと、悪路走破性能は侮れないものがある。

そうしたCX-5のタフネスさを視覚的にもアピールしようというのが、新登場の特別仕様車「Field Journey(フィールドジャーニー)」だ。

マツダCX-5フィールドジャーニー
マツダCX-5フィールドジャーニー

バンパーやサイドシルの下部には黒い樹脂パーツにシルバー塗装のアンダーガード風加飾を組み合わせることで、ツールっぽさを表現。17インチアルミホイールは渋いグレーメタリック塗装が施され、オールシーズンタイヤが組み合わされる。

バンパー下部のガーニッシュはシルバー仕上げ。
リヤバンパーも同様に、シルバーのガーニッシュ付き。
グレーメタリックの17インチ・アルミホイールを履く。タイヤは雪道でも活躍してくれるオールシーズンタイプだ。

フィールドジャーニーの雰囲気にマッチするのが、新色の「ジルコサンド」だ。鋳型に使われる砂をイメージした、鉱物的なきらめきを表現したというもの。実車を見る機会があったのだが、自然に溶け込みそうな優しい色合いでありながら、高級感もあって実にいい雰囲気だった。

ちなみにジルコサンドとは酸化ジルコニウムとシリカの化合物のこと。低い熱膨張と高い熱伝導率といった特性があり、合金鋼など高価な合金を鋳造する際によく使用されるものだそうだ。

じつはマツダは日本で先駆けて砂型を導入したという歴史もあるそうで、そうしたヘリテージも感じさせる新色となっている。なお、ジルコサンドはフィールドジャーニー以外のグレードでも選択することが可能だ。

色と言えば、フィールドジャーニーのグリルにはライムグリーンのアクセントがあしらわれる。こうしたちょっとした遊び心も、これまでのCX-5にはなかった要素だ。

フィールドジャーニーのグリルには、ライムグリーンのチャームが装着される。ジルコサンドのボディ色とはよく似合っていた。

インテリアもライムグリーンのアクセントが随所に効いている。シート表皮は汚れに強い合皮とスエードのコンビを採用。中央のスエード部分には六角形のエンボス処理とパーフォレーションが施されており、乗員の気分を盛り上げてくれる。

エアコン吹き出し口がライムグリーンとなるフィールドジャーニー。
汚れに強いシート表皮を採用。六角形のエンボス処理も見た目に楽しい。
リヤシートにも同様の処理が施される。

また、リバーシルタイプのラゲッジボード(片面が防水加工されている)、水や汚れに強いサブトランクもフィールドジャーニーの専用装備だ。また、Mi-DRIVEにオフロード・モードが備わるのもフィールドジャーニーだけである。

片面に防水加工が施されたラゲッジボード。
床下のサブトランクも防水仕様となっている。なお、2分割のラゲッジボードは片面を衝立のように立てることもできる。

20S フィールドジャーニー(4WD・6AT) 323万4000円
XD フィールドジャーニー(4WD・6AT) 355万3000円

世界最強の衝撃吸収塗装「LINE-X」を採用した「プロ・クロススタイル」

こちらは、フィールドジャーニーをベースにアクセサリーアイテムを装着した「PRO-XRTOSS STYLE(プロ・クロススタイル)」だ。

マツダCX-5フィールドジャーニー プロ・クロススタイル。ドアミラーがシルバーガーニッシュとなる点にも注目。

注目はアンダーガーニッシュ。アメリカ政府も認めたという、衝撃を吸収する機能を備えた「LINE-X塗装」が独特な風合いを醸し出す。さらに2種類のシルバー塗装とスキッドプレート、さらにLEDアクセサリーランプを組み合わせることで、よりワイルドな雰囲気に仕立てられている。

バンパーガーニッシュに施されたLINE-X塗装。独特な風合いだ。

アルミホイールはマットブラック仕上げの17インチを採用。撮影車両は市販のオールテレーンタイヤに履き替えられており、足元をゴツく演出していた。

プロ・クロススタイルのホイールはフィールドジャーニーと同じデザインだが、マットブラック塗装となるのが特徴。

また、プロ・クロススタイルはシルバーのルーフレールも装備する。撮影車両はこれまた市販のルーフラックが組み合わされていた。最近、こうしたルーフラックを装着するのが流行している。実用性とドレスアップを兼ねたカスタマイズとして注目したいところだ。

シルバーのダイレクトルーフレールが備わるプロ・クロススタイル。

これからアウトドアを積極的に楽しみたいと考えているユーザーにとって、新型CX-5のフィールドジャーニーは格好の相棒になってくれそうだ。

撮影会場にはテントなどが持ち込まれて、フィールドジャーニーの世界観をつくり出していた。

その他クルマに関する記事なら、姉妹サイト「モーターファン」をチェック!!

 

  • 【合わせて読みたい! モーターファン記事一覧】
  • ・初代ロードスターのDNAを継承!? 王道のスポーティさを漂わせる特別仕様車【新型マツダCX-5】
    motor-fan.jp/mf/article/22804/
  • ・新採用の「Mi-Drive」って何だ!? さらに進化した走りと使い勝手に注目【新型マツダCX-5】
    motor-fan.jp/mf/article/22719/
  • ・2022年にver.1.0を導入!マツダの新技術はオートパイロットではなく、コ・パイロット
    motor-fan.jp/mf/article/22266/
  • ・マツダCX-30 SKYACTIV-DとG、そしてX、どれを選ぶ? 燃費・燃料代・そしてCO2排出量と価格を考えながら試乗した
    motor-fan.jp/mf/article/22147/
  • ・マツダが国際福祉機器展H.C.R.2021に手動運転装置付き仕様「MX-30 SeDV(セルフ エンパワーメント ドライビング ビークル)」を出品
    motor-fan.jp/mf/article/21754/
  • ・マツダMX-30EVは使えるか? 500km走って考えた。コンベのMX-30とEVで燃料代・電気代はどっちが高い?
    motor-fan.jp/mf/article/21579/
  • ・マツダ3とCX-30が一部改良! 合わせて特別仕様車「ブラックトーンエディション」が登場
    motor-fan.jp/mf/article/21090/
Tags
GO OUT編集部
作成