釣り体験から絶品さかなグルメまで楽しめる「釣りフェスティバル2020」レポート。

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1月17日(金)~19日(日)の3日間、みなとみらい・パシフィコ横浜で開催された国内最大級の釣りの祭典「釣りフェスティバル2020」。今年から名称も変わり、装いも新たに開催されたこのイベントにGO OUT WEB編集部の釣り好きライターが潜入。釣り初心者にこそ楽しんでもらいたい「釣りフェスティバル」をレポート。

コアな人の集まりかと思いきや、そこは、釣り“フェスティバル”。ファミリーや女性に人気のニジマス釣りや金魚釣りの体験コーナー、美味しいお魚グルメまで、“お祭り気分”で楽しめるイベントなのだ。

 

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進化が止まらない最新の釣り具がズラリ。

とはいえ、一番の目玉となるのは、やはり最新釣り具の展示。メーカーの人から直接話がきけるというのは、釣り人には嬉しいのだ。特に人気なのは、釣り人の派閥を二分するといっても過言ではない二大国産ブランド、ダイワとシマノ。

釣り具の中でも進化が著しいのがリール。そのなかでも注目を集めたのがダイワの最新鋭ベイトリール「ジリオン10」だ。

ダイワのジリオン10は、驚異のギア比10.0(手でハンドルを1回転回す間に糸が巻かれたスプールが10回転もする)という超ハイスピードに突入したということで注目を集めていた。

最新のリールのストレスフリーなフィールは、自分が回していたはずのハンドルに、いつの間にか自分の手が回されているかのような錯覚を感じるほど。手で回しているだけで楽しくなってしまうのが釣り人なのだ。

ダイワのブースでは、釣り具のほかにアパレルラインも展示。フィッシングシーンのみならずカジュアルなシーンでも着用できる機能ウェアに注目が集まった。

シマノのブースでズラリとならんでいるのは、釣り竿の中でも技術の粋を集めて作られた最高級品という鮎竿。

友釣りで使う鮎竿は長さが9mもあるのに、重さは缶コーヒーほど。見た目と手に持った時に感じる重さのギャップがすごい。数十万円もする竿を気軽に持てるのもイベントならではだ。

 

GO OUT WEB的注目ブースはここ。

ここでいくつかGO OUTが注目したブースをチェックしていこう。

1.Patagonia

まず、パタゴニアのブースでは、旅行にも持ち運べるコンパクトなウェーダーなどの新作展示とともに、フライタイイングのワークショップも人気を集めていた。

2.Jointer

「Jointer(ジョインター)」は、あのアウトドアショップ「Wild-1」が立ち上げた釣り具ブランド。

キャンプやトレッキングに釣りの楽しみをプラスしてほしいということで、気軽に持ち運べるコンパクトな釣り竿を中心に展開している。

3.JACKALL

彼女や奥さん、子どもたちと一緒に釣りをしたいという人におすすめなのが、ジャッカルの「エッグキャスト」シリーズ。カラフルでかわいくてリーズナブルなロッドは初心者に最適。

4.IRIE FISHING CLUB

「IRIE FISHING CLUB(アイリーフィッシングクラブ)」のブースは、釣りとキャンプをテーマにしたブースにオシャレなアイテムがズラリと並ぶ。

ロクヨンクロスを使ったウェアが人気のアウトドアアパレルブランド「grn(ジーアールエヌ)」とコラボしたフィッシングベストや、「KiU(キウ)」とコラボしたポンチョなど、釣り人はもちろんキャンパーにも人気となりそうだ。

5.Dang Shades

水面の乱反射を抑えることで水中の様子が見やすい偏向グラスを使ったフィッシングサングラスをそろえる「Dang Shades(ダンシェイディーズ)」は価格もお手頃。

6.MEIHO

タックルボックスといえばMEIHO(メイホー)。キャンパーのとってのトラスコのコンテナが、釣り人にとってのメイホーのタックルボックスだ。ニューアイテムでは、キャンプシーンでも人気のミリタリーカラーが並んでいて、人気となりそうだ。

7.アクアリデオ

道具を見せて収納したいというのはキャンパーも釣り人も同じ。アクアリデオの「イージーラックforロッド」は、ホチキスで壁に取り付けられるというロッドホルダー。壁に目立つ跡が残らず賃貸物件でも使えるのが◎。

 

キャンプやクルマのコーナーも。

車中泊ができるキャンピングカーや釣り仕様のカスタムカーは釣り人の憧れ。各ビルダー自慢のクルマを見ていると、いつかはこんなクルマに乗って旅に出てみたいという夢が膨らむ。

さらに、今年は新たな試みとしてキャンプコーナーも設置され、コールマンやテンマクデザインのテントなどが展示されていた。

 

日本全国のお魚グルメが集合!

今回の「釣りフェスティバル」で一番力を入れていたのが、フードコーナーの「釣りめしスタジアム」。

去年まではフードコーナーに肉料理が並んでいて拍子抜けしたこともあったが、今年は日本全国から美味しい魚料理が集結。

日本一脂が乗っているサバとも言われている「八戸前沖さば」の串焼き、千葉県の大原漁港で漁師めしとして人気のサメのすり身のさつま揚げ「じあじあ」など魅力的なメニューが並ぶなか、筆者が選んだのは、鎌倉市の大船の刺身居酒屋「魚男(フィッシュマン)」の「漁港カレー」。

蕎麦屋のカレーを通り越して、まるでブイヤベースをカレーにしたような魚介の濃厚なうま味を感じるこのカレー。ダシには、アジやカンパチ、イナダのアラのほかに、なんとウツボやウミヘビを使っているそうで、これが濃厚なうま味を出すそうだ。上にのった旬のカマスの揚げたてフライも、外はサクサク、身はフワッとしていてとても美味しかった。

 

来年の盛り上がりにも期待!

今年は197社・団体が出展して大いに盛り上がった「釣りフェスティバル」。釣り好きはもちろん、ファミリーでもカップルでも釣り初心者でも楽しめるイベントになっているので、来年はぜひ遊びに行ってみてはいかが?

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Shinya Miura
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