フェスマスターに聞いた、フジロックで実際に活躍した3種の神器とは?

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豪雨に見舞われたフジロックフェスティバル’19。しかし真夏の山間部で開催されるイベントだけに、上級者にとっては急激な天候の変化も想定済みなはず。では、外遊び好きは実際どんな装備を揃えているのか!?

ということで、会場に来ていたフェス歴20年を誇るAlexanderLeeChang(以下、ALC)の名物プレス、一柳さんのマストアイテムを拝見させてもらった。

「フジロックでは、ライブだけでなく会場の大自然やテント泊も楽しむのが定番!!」というだけに、機能的なプロダクトを揃えている様子。

一柳 聡さん/AlexanderLeeChang プレス
(フェス歴:20年/フジロック参加回数:3回/よく行くフェス:AIR JAM、ROCK IN JAPAN)
元プロスケーターのアレキサンダー・リー・チャンが手掛けるブランドALCのプレス。ストリートカルチャーと音楽とビールをこよなく愛し、スケボー、スノーボード、自転車、キャンプなど、アクティブな趣味も多く持つ。ハードコア系バンド「GASMARIA」のvo.としての顔も持ち、近々1stアルバムもリリース予定とマルチに活動中。
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01. KEENのシューズ。

自然のフィールドを動き回る野外フェスで最も重要なのがシューズ選び。一柳さんはKEEN(キーン)の名作サンダル『ヨギ』と防水性に優れた『アンカレッジブーツ』の2足を持参。用途に合わせて使い分けているとか。

「キーンはサンダルもブーツも、ツマ先をしっかり保護してくれるモデルが揃っているから、例えばステージ前の人混みの中で足を踏まれてもへっちゃら! フェスにぴったりですね」。

脱ぎ履きラクラクなヨギは、リラックスシューズとして。

一柳さんが持参したヨギは、ALCとのコラボモデルで、スケートの後のリラックスシューズとして提案された一足。某ブランドのスケシューを彷彿とさせる遊び心にあるデザインに仕上げられている。

「基本的にはリラックスシューズとして使っています。晴れた日は1日中、ヨギで歩き回ることもありますよ。クッション性もグリップ力も高いから、ホントにラクなんです」。

移動に疲れたら、川辺で一休み。水抜けがよく素早く乾いてくれるヨギは、そんなシーンでも大活躍している。「アウトドアではテント周りから水辺まで、日常ではオフィスから近所のコンビニまで……。ヨギは昔から愛用していて、実はこれで3足目。ボクのライフスタイルに欠かせません!!」

移動時は、水溜りもお構いなしのタフなサイドゴアブーツで。

一柳さんが外遊びで必ず持っていくシューズがこちらの、アンカレッジブーツ。ベーシックなサイドゴアのデザインで防水性にも優れているため、レインブーツ代わりにもなる実力派。

「タフさはもちろんですが、ほどよいボリュームとシンプルなデザインが気に入ってます。ブラックレザーのワントーンカラーなので、合わせるボトムを選ばないのがいいですね。アウトドア仕様ながらスキニーパンツとも相性がいいのは嬉しい限りです」。

防水レザーで足首まで覆われているため、ぬかるみもへっちゃら。ツマ先をカバーする独自のトゥのデザインもアクセントに。「泥のフィールドでも歩きやすいのはもちろんだけど、サイドゴアだから、とにかく脱ぎ履きがラク。テント泊の場合、それって結構重要なポイントなんですよね」。

02. FAIRWEATHERのパッカブルサコッシュ。

会場内を歩き回るときに大きなバックパックを背負うにはナンセンス。一柳さんが愛用しているのは、サイクルショップのブルーラグが発信するブランド、FAIRWEATHER(フェアウェザー)のパッカブルサコッシュ。エックスパック素材で作られているためタフで軽く、撥水性も高い。

「コンパクトなポーチやサコッシュもいいけど、ぶっちゃけ容量不足なんですよね。タオルやレインウエアも収納したいし、オリジナルグッズも購入することを考えると、これくらいのサイズが理想なんです。しかも雨が降ってきても濡れにくいから安心!!」。

大容量ながらもパッカブル仕様で、付属の小さいポーチにコンパクトに収納することもできる。「気軽に持ち運べるから、旅行用のサブバックとしても重宝しています。日常でもエコバッグ代わりに使うことも多いですね。ヴィヴィッドなオレンジのカラーリングもお気に入りです」。

 

03. THE NORTH FACEのGORE-TEXハット。

野外フェスを安全かつ快適に過ごすためには、真夏の強い日差しと雨の両方から頭を守ってくれるハットも必須。この日、一柳さんが被っていたのは、ザ・ノース・フェイスのGORE-TEX製ハット。防水性に優れているため全天候に対応する。

「ベーシックなデザインとワークアイテムっぽいカラーリングが個人的にツボ。フェスのフィールドにもマッチしているし、ラフに扱えるのもいいですね。もちろん高い防水性にも満足しています」。

「自転車通勤が多いから日常でも大活躍しているけど、フェスに持っていくときは、さらに念を入れて防水スプレーを吹き付けています」。

 

機能美アイテムを適材適所に配備することがフェスを快適に楽しむコツ。

フィールドを歩き回るフェスのスタイルは、とにかく身軽が1番。そこでなるべく荷物を少なくするために、ピンポイントで機能美アイテムを取り入れるのが快適に過ごす秘訣。一柳さんは『リラックスできて、歩きやすいシューズ』『そこそこ収納力が高い軽量バッグ』『紫外線も雨も防ぐハット』という、フェスの三種の神器を披露してくれた。

フェススタイルをフル装備で揃えるのはちょっとハードルが高い。そして、何から用意していいかわからないってときは、とりあえずこの3つのポイントを意識してみるといいかも。

Photo/Takuma Utoo

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Masatsugu Kuwabara
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