空撮でアウトドア写真が変わる!初心者必見のドローン最新事情。

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空撮でアウトドア写真が変わる!初心者必見のドローン最新事情。
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セッティングから撮影まで

最新技術のかたまりなので、飛ばすのが難しそうなイメージのあるドローンだが、最近は、安全に飛行するための機能や装備を何重にも搭載することで誰でも安定して飛ばせるように進化しているという。

実際にドローンを手にしたら、どのように使えばいいのか。多くのドローンに共通するセッティングから撮影までのおおまかな流れを、DJI「マビックエア」を例に紹介。

1.組み立て

まずは、コンパクトに収納されている本体と送信機を取り出して組み立てる。送信機はスマートフォンを取り付けるタイプになっている場合が多い。

室内などの狭い場所や、障害物がある場所、人がいる場所で飛ばす場合は、安全のためにドローンにプロペラガードをつけておくことも忘れずに。

2.設定

送信機、ドローン本体の順に電源を入れ、ドローンを平らな場所に置く。平らな場所に置くのは、ジャイロセンサーなどを正しく作動させるため。続いてスマートフォンのアプリ(例えばMAVIC AIRの場合は「DJI GO 4」)を立ち上げて設定を行う。

最大飛行高度や送信機の設定を確認するほか、本体のバッテリーがフルになっているかもチェックする。

3.離陸

離陸させる前に、まず周囲の安全を確認する。ポイントは、ドローンが飛行する場所の真下に人がいないか、また、道路や民家がないか。加えて、ドローンのプロペラ音などで迷惑をかけないよう周りに一声かけるのも忘れないようにする。安全の確認が出来たら、送信機のスティックを操作してプロペラを回し、上昇させる。

離陸したら、全てのスティックの動きに対してドローンが正常に反応するか確認しておく。

4.撮影

動画・静止画の撮影は、送信機で映像を確認しながら行える。ドローンを操縦しながらカメラの操作もするので、思い通りの撮影をするにはある程度の慣れが必要。機種によっては、被写体を中心にグルッと円を書くようにフライトしながら撮影するなど、プロのような撮影をプログラムを使って自動で行うこともできる。
撮影の際には、車のナンバープレートや民家の中が映らないよう、プライバシーに注意する必要がある。

ドローンを飛ばす際のルール

ドローンはどこでも自由に飛ばせるというわけではなく、航空法を始めとしたさまざまな法律・条例を遵守する必要がある。航空法で定められている禁止事項は次の通り。

■空港周辺、人家の集中地域、150m以上の上空の飛行禁止(飛ばす場合は国土交通省への申請が必要)

■夜間の飛行禁止

■目視外での飛行の禁止

■第三者(人や建物、車など)から30m未満の距離に入る飛行の禁止

■イベント会場での飛行禁止

■危険物輸送の禁止

■物を落とすことの禁止

200g未満のドローンは航空法の規制対象外となるが、小型無人機等飛行禁止法やその他の条例の規制対象となる場合があるので注意が必要。詳しいルールや規制エリアなどについては国土交通省のウェブサイトで確認できる。

注目度の高い、いまが買い!?

キャンプをはじめ、アウトドアでの撮影の可能性が広がるドローン。まだドローンを持っている人が少ないいまだからこそ、ドローンを取り出したときの盛り上がりも大きい。また、使い方次第でSNSでの注目度も上がること間違いなし。ドローンをアウトドア遊びの相棒にしてみてはいかがだろうか。

Photo/Doryu Takebe

今回の先生:田口 厚

今回の先生:田口 厚

株式会社Dron é motion(ドローンエモーション)代表。観光PR空撮動画制作、ドローンの活用をテーマにした講習等の企画・ドローン操縦士スクール講師、ドローン導入支援等も行う。JUIDA認定講師。DJIインストラクター。

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Shinya Miura
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