バートンを創ったオトコの意外な素顔とは?【バートン本社に潜入!知られざる10の魅力#4】

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スノーボードの世界において、常にその先頭をひた走るパイオニア的存在BURTON(バートン)。GO OUTは、彼らが本社を構えるアメリカはバーモント州バーリントンを訪問。10のキーワードから、その魅力を紐解きます。

いよいよ登場するジェイク・バートン。彼こそがBURTONの創設者であり、スノーボード界を牽引したレジェンド、というのは周知のこと。そこでGO OUTは、彼の知られざる一面を探ることで、その素顔に迫りました!

※バートンについてのブランド解説はこちら。
・バートンって何だ?【バートン本社に潜入!知られざる10の魅力#1】

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エネルギッシュな64歳に驚愕!

−突然ですが、スノーボードをしていないときのことについて教えてくれませんか?

「たとえばアウトドアアクティビティの話なら、スケートボード、サーフィン、ハイキング、マウンテンバイク、何だってするよ。それも、家族みんなでね」

スノーボードに限らず、さまざまな外遊びに精通するジェイク。自転車も、ロードバイク、マウンテンバイク、クロスバイク、と何でも乗る!飽くなき探求心には頭が下がります。

ドナの話からも、家族円満の秘訣がスポーツやアウトドアだということがわかりました。もはやそれらは、あなたにとって生活と切り離せないものなのでしょうね。

「言うなれば、ライフスタイルだよ。スノーボードをしていなければ仕事をしている。仕事をしていなければスノーボードをしてる。仕事も遊びも、生活のすべてが地続きという感じ。毎日、朝起きると自分にこう問うんだ。『さぁ、今日は遊ぼうか?働こうか?特に何もしないでいようか?』ってね(笑)」

−そんな風にいつも身近にスポーツがあるって、とても素敵なことですね。

「そうだね、とても健康的なことだと思うよ。大自然のなかで体を動かして汗を流すなんて、最高だよ。それに、適度な恐怖心も味わえるしね」

−さすがに、スノーボードをやっていて「怖い」と感じることはないんでしょうね。

「いや、未だに怖いと感じるよ。でも、それを乗り越えるのがたまらなく気持ち良いんだ。『チャレンジしてる!』っていう感覚になれる」

外遊び好きが高じて、自邸の庭にジップラインをつくってしまったジェイク!「やってみせようか?」とノリノリで提案してくれた。
終点はないため、そのまま池にドボンと突っ込むしかありません(笑)

BURTONの創設者が、こんなにもお茶目なんて!ひとを楽しませることが心から大好きなエンターテイナーであり、いつでも、遊びにも仕事にも全力なのです。

買ったばかりの私服を見せてくれた!

−では、インドアでは普段どんなことをしていますか?

「以前は、毎晩家の地下で子どもたちと一緒にサッカーを楽しんでたよ。最近はヨガにはまっていて、ジムに通ったりもしてる。あとはお酒も大好きだね。あまり大きな声では言えないけど、休みの日には一日中飲んでることもあるよ(笑)」

「これが大好きなんだ!」と見せてくれたのは、なんと日本の焼酎だった!
日本のお酒を好むように、愛用するカメラも外国製のもの。「ドイツのLeicaが一番だね!」と言いながら取材陣と一緒に記念写真を撮ってくれたりも。
ほかにも、インドアライフを謳歌するためのアイテムが。こうして見てみると、外遊びに負けず劣らず、インドアでの趣味も多彩!興味・関心の幅広さが、クリエイティビティの根源なのかも?

「あ、そうだ忘れてた!このところインドアで一番楽しいのは、やっぱり反トランプ活動だね!(笑)テレビニュースを見ては、家族でああだこうだ議論するのが日課なんだ(笑)」

抗議デモへの参加者が掲げるプレートをジェイク自身が写真に収めて冊子にしたものを見せてくれた。「同じプレートはふたつとなくて、クリエイティブでめちゃくちゃかっこいいんだ!」

−なるほど(笑)、なんでも楽しみに変えてしまうんですね!自宅には洋服も大量にあるとのことですが、どんなものが好きなのですか?

「洋服の話なら、このあいだボストンに旅行に行ったときに買い込んだものがあるから、見せてあげるよ!」

大きな買い物袋から買ったものを取り出しては、ひとつひとつを買った理由について教えてくれるジェイク。デザイン性の高いユニークなものが目立ちます。

なかには日本のブランドのものも!VISVIMも大好きで、特に靴をたくさん集めているのだとか。

「特に好きなブランドというのもあるけど、特定のブランドばかりを買うわけではないんだ。見たことのないデザインのものや素材使いがユニークなもの、機能的なものなんかには、ブランドを問わずつい手が伸びちゃうね。全部自分用に買うんだけど、結局は、仕事のインスピレーションとも直結してるかもしれない」

気になるジェイク邸の潜入レポートは、#8にて紹介。

チャーミングで豪快、そして生粋のエンターテイナーであるジェイク・バートンのひととなりに触れ、改めてBURTONというブランドの源流を見ました。今特集の#8ではジェイクの自宅の様子をレポートしますが、その自宅がまた遊び心満載で驚くことばかり!追って紹介いたしますので、お楽しみに。

 

※【バートン本社に潜入!知られざる10の魅力】その他の記事はこちら。
#1 バートンって何だ?
#2 愛犬と働く、自由奔放なオフィス。
#3 個性豊かなスタッフをスナップ!

Photo/Takuya Sakamoto


(問)Burton tel:03-5738-2555 www.burton.com

ジェイク・バートン

ジェイク・バートン

1954年、アメリカのニューヨークで生まれる。14歳の誕生日にスノーボードの前身である「スナーファー」を買ってもらったことをきっかけに、その世界にのめり込む。23歳のときに、スノーボード第1号目のプロトタイプを製作。このとき、BURTONというブランドが生まれる。その後事業を拡大しながらスノーボード界を牽引、今日に至る。

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Masahiro Kosaka
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