軍モノテントもビニールシートも新しいアイテムに蘇らせる、JETMINMINって⁈

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なぜか惹かれてしまうミリタリーなアイテム。今では軍モノのデッドストックや放出品は手に入りやすくなっているけど、実際手にしてみると日常生活にフィットしないハイスペックさが気になる……。今回は、そんな悩みを持っている人にぜひ知ってもらいたいブランドをご紹介!


「JETMINMIN」は、軍モノのテントやブルーシートといった不用品やスクラップを流用し、日用品を生み出している静岡の発ブランド。リメイク前のアイテムの性能を活かし、日常のインテリアはもちろん、アウトドアでも活躍するアイテムがズラリ。

 

“JETMINMIN” は、1994年にスタートしたデザインチーム “STUDIO STUDIO LTD.” が進化する形で2009年から活動。元建築系デザイナーの “JETTT” と、元グラフィック系デザイナーの “MINMIN” の2人からなるLO-FI, HI-WATT、インディペンデントでローカルなアーツ・アンド・クラフツ・ユニット。二人そろって音楽やカルチャー、そしてカヤックなどアウトドアが好きというから、外遊びにも使えるアイテムが揃っているのも納得。

世界が平和になれば必要がなくなるはずのミリタリーアイテムや、テクノロジーやライフスタイルの変化により不要になった廃材や、繊維産業の衰退により放っておけば消え行く運命にある地元浜松の織物などを素材に、生活に密着したプロダクトをハンドクラフトしている。

また、日常生活で毎日の使用にも耐える頑丈さを大切に考え、よりヘビーユーズに対応した独自の品質基準“JETMINMINSPEC”を採用するなど、プロダクトへのこだわりを感じられる作りになっている。

そろそろ外遊びも始まる季節なので、今回は外でも中でも使える万能アイテムをピックアップ!

 

SIZE::W480×H460×D200㎜、間口680㎜、ハンドル480㎜ 6480円

DART!-BIG

ブルーシートの呼び名でおなじみのターピーシート。工事現場の養生や災害時の雨避けに採用されているなど、水や汚れに強いのが特徴だ。このターピーシートを使ったちょっと防水トート。素材の性質を活かしただけでなく、底部分に縫い目のこない製法でマチを作っているのが優秀!キャンプのギアを入れたり、これからの時期は海で遊ぶなんて時にあると大活躍してくれそうだ。ほかにも自宅でランドリーバッグにするなど、様々な使い道が。

また、口部分にはポーランド軍のテントに付いていたボタンとゴム紐が付き、たくさんの荷物を入れても口を閉じることができる仕組み。これを使い、コンパクトに折り畳んで持ち運べるのも超便利!

SIZE:250×150mm 3780円

AKEKAKEKAMIKAMI

JETMINMIN発のリフィルタイプのフルサイズティッシュ専用のカバー、KAMIKAMIは、どれも様々な国の軍モノテントを流用したデザイン。そしてこのカバーに壁掛け用のループとファスナーが付いたその名も“AKEKAKEKAMIKAMI”が新しく仲間入り!ループが付くため、室内でもちょっとしたスペースに引っ掛けられるほか、キャンプ場や車中での使用にもおすすめ。対応ティッシュサイズはW200×D105×H400mmで、サイズが合えばキッチンペーパー入れにもできる。

ポーランド、ドイツ、ハンガリーといった各国の軍のテント生地以外でも、生成やユーズドのジーンズを使ったものも。また、スウェーデン軍やイタリア軍のベッドカバーやフランス軍のマットレスカバーなどの古い生地もあるので、使用シーンで国を変えて使いたい。

 

SIZE:70×70cm 8100円

OTM084

こちらは新作のキッチンツールケース。お玉やカトラリー、包丁といった調理中に必要なツールを収納して持ち運ぶためのケース。広げるとタテヨコ70cmと大型なので、必要な道具はほぼ収まってしまうサイズ感が◎。また、クッキングマットにもなり、キャンプ場のテーブルが多少汚れてしまっている場合でも、このケースを広げて上で調理すれば安心。使わない時はコンパクトに折り畳めんで収納できるので、キッチンに常備しておけばキャンプ用に調理道具を新調する必要もなくなりそうだ。

ツールケースも先ほどのティッシュカバー同様、ポーランド軍、ドイツ軍のテント生地やイタリア軍のベッドカバーが。そのほか、ネイビーやオリーブグリーンのキャンバス地が選べる。布製なので汚れたら洗濯もできるのはポイントが高い!

 

ほかにもクッションカバーやパイプ椅子カバーといったインテリア雑貨からバッグ、ポーチといった小物類まで豊富なラインナップが揃い、いろいろ目移りしてしまいそう。

さらに、商品をできるだけ永く使ってもらえるようにと、有料のリペアサービスまであるのだとか。(対応はアイテムによって異なる)ヘビロテしてしまうほどお気に入りなら、引っ掛けて破けてしまったり、バッグの取っ手が外れたり……そんなアクシデントは付き物。そんな時も、捨ててしまうのではなく、お店に連絡すれば可能な限り対応してくれるというありがたいシステム!

ミリタリーのすこしイカつい見た目とは裏腹に、環境にも利用する人にも優しいJETMINMINのアイテムたち。スペック的にもデザイン的にも“永く使える日用品”を探してみてはいかがだろう。


(問)JETMINMIN shop.jetminmin.com/

 

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GO OUT編集部
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