必需品16種類を備えた“魔法の筒”でサバイバル。【ISPOで見つけた最新ギア情報】

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ドイツ・ミュンヘンで2月5日から8日まで開催されたスポーツ・アウトドア業界の見本市「ISPO」(イスポ)。2017年は同見本市ではこれまでで最大となる2732の出展者が揃い、8万5000人の来場者で賑わいました。現地で見つけた注目のギアや新製品の情報を、全3回にてお送りしています。最終回は、いかなる状況下でもアウトドアを生き抜くためのサバイバルグッズをご紹介。

Photo & Text/Aki SCHULTE-KARASAWA


■ VSSL(ヴェッスル): スタイリッシュで心強い味方

「VSSL」(ヴェッスル)

「VSSL」(ヴェッスル)

スリムなウォーターボトルといった外見の「ヴェッスル」は、ユニークなサバイバルグッズ。およそ23cm長の円柱型ケースに種類に応じたギアがすべてが収まる仕組みは、まるで“魔法の筒”だ。ラインナップは全部で7つあり、ケースはすべて防水・耐衝撃性能に優れたアルミ製。筒の片側に備わる3灯LEDライトには、40時間の継続使用が可能なSOSモード(連続点滅)も搭載されている。

「VSSL」(ヴェッスル)
「サプライ」に封入されている必需品を展開した様子。

中でもニーズが高そうなのは、「サプライ」「ファーストエイド」「シェルター」の3つだ。圧倒的に人気というサプライは、短期間での必需品16種類を封入。コンパクトなファーストエイドキットのほか、コンパス、アルミ製ホイッスル、4時間分のビーワックスキャンドル、多湿な環境下でも火をおこせるウォータープルーフのマッチ、着火キット、木材などの切断に使えるワイヤーソー、カミソリの刃、発光塗料が施されたトレイルマーカー(ピン)、フィッシングキット、シグナルとしても役立つミラー、耐荷重約113kgのロープ、浄水タブレット(6錠)などが、円形の缶に収められている。各缶のふた部分の機能をアイコン化したステッカーは、わかりやすくセンスがいい。

ファーストエイドには、絆創膏や消毒シート、感染を防ぐ軟膏などを格納。テープといったロール状の物以外は、衛生的なだけでなく、ひと目でどこにあるかがわかるように種類ごとに区分された透明なプラスチックシートが採用されている。またシェルターには、付属のロープを使い2人用の緊急シェルターにもなるポリエチレン製断熱ブランケット(244cm×152cm×91cm)が収められている。

「VSSL」(ヴェッスル)
スノーボードブランド「ナイトロ」とのコラボ製品も登場!

VSSL(ヴェッスル)

さらにヴェッスルでは、スノーボードブランド「ナイトロ」とコラボしたデザインも新規に手がけた。ワックスや簡易工具が収められているという。なお筆者が個人的に気になったラインナップは、ショットドリンク用のカップとボトルオープナーが出現する「フラスク」。サバイバル時に必要があるのかどうかは謎だが、アウトドアを最大限楽しもうとする心意気がいい。

 

■ Drink Pure(ドリンク・ピュア): バクテリア・ウィルスを99%以上除去

「Drink Pure」(ドリンク・ピュア)

円盤型をした「ドリンク・ピュア」は、コンパクトな浄水システム。4層から成るフィルター構造が、直径12cm、重さ150gのケースの中いっぱいに配されている。最大の特徴は、水を入れたペットボトルの口に取付けてドリンク・ピュアから直接飲めるという点。汎用性が高く、水場の確保が難しいアウトドアのほかに途上国での使用や災害時のライフラインの確保にも効果的だ。

「Drink Pure」(ドリンク・ピュア)
「ドリンク・ピュア」を通すと汚れた水が澄みきった状態でカップに注がれた。

会場の実演では、砂などで汚れたペットボトルの水がクリアな水としてカップに出てくる様子を目の当たりにした。浄水された水は見た目にも完全にきれいな水だったが、数値としても「99.9999%のバクテリア、99%のウィルスの除去」が可能だという。

「Drink Pure」(ドリンク・ピュア)
4層から成る「ドリンク・ピュア」の内部構造。
「Drink Pure」(ドリンク・ピュア)
優れた浄水性能を担うポリマーメンブレンの層。

時間をかけずにこれほど高性能な浄水作用を得られる鍵は、独自に開発したポリマーメンブレンの層。「これまでの素材に比べて10倍の透水性を持つというポリマーメンブレンの層に水を垂らしてみると、表面の水が静かに染みていった。

クリーニング方法は、付属の注射器型ポンプでドリンク・ピュアの逆から少量の真水を押し通すだけと、従来のポータブル浄水システムに比べてメンテナンスがしやすいことも高評価だ。浄水機能は最大1000Lまで有効。パッケージには、フォールダブルウォーターボトルも付属する。

 

 

■ Scrubba(スクラバ): アウトドアでの洗濯はおまかせ

「Scrubba」(スクラバ)

「スクラバ」は、車中泊やキャンピングなど洗濯機を気軽に利用できない状況で役立つウォッシングバッグ。2017年春には、内容量を20Lに増量したバックパック型の「ステルスパック」が新登場する。夏服なら2日分程度の分量を一度に洗うことができるサイズだ。

「Scrubba」(スクラバ)
突起が広がったスクラバの内部構造。
Scrubba(スクラバ)
「ステルスパック」にはショルダーストラップと持ち手が備わる。

最大の特徴は、バッグ内部の突起。手洗いよりも短時間かつ少量の水・洗剤で効率的に洗濯ができるとあって、バックパッカーにも人気がある。今回のステルスパックは、同じ内部構造を備えつつショルダーストラップとサイドに持ち手が施された。洗濯ができる…ということは、当然防水仕様。洗濯をしない際は、デイバッグのほかマリンスポーツ時や雨天時のセーフティーバッグとしても活用できる。

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「Scrubba」(スクラバ)

スクラバでは、女性のランジェリーといった小物を洗うための「アルレット」も販売準備中。ハート型をした浅めの突起が、デリケートな衣類をやさしく洗い上げる。自宅でも一般の洗濯物と別に洗いたいというニーズに応える製品だ。


■参考URL

VSSL: http://www.vsslgear.com

Drink Pure: http://www.drinkpure-waterfilter.com

Scrubba: http://www.thescrubba.jp

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