三菱・デリカD:5がビッグマイナーチェンジ! 最新ダイナミックシールド採用の新世代デザイン。

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2018年11月21日に三菱自動車デリカD:5がビッグマイナーチェンジを受けました。

国内のミニバン市場は40万台を維持し、新車販売台数のうち10%がミニバン。なお、今年で16年目を迎えたデリカD:5は、ミニバンのシェアのうち3%程度となっています。

今回のビッグマイナーチェンジでは、ディーゼルエンジン仕様の設定や悪路走破性の高さといった従来からの美点はそのままに(ディーゼルエンジンは静粛性なども向上)、思い切ったフェイスリフトや内装のデザインや機能変更など、一気に若返りを図っているのがポイントです。

おそらくフルモデルチェンジをした方が開発はしやすかったはずで、ビッグマイナーチェンジにとどまったのは、ひと言でいえば、経営判断では?と想像したくなってしまいます。

外観で変わったのは、ドアパネル、ルーフパネル、リヤクォーターパネル以外のキャビンより上となっています。「ダイナミックシールド」の最新世代が与えられています。

新世代デザインは、インドネシア生産のエキスパンダーが世界初で、国内市場では新型デリカD:5が初めてになります。過去2回の東京モーターショーでも披露されたコンセプトカーから市販車にフィードバックされたそう。

フロントまわりは、グリル、フロントバンパーが変更されています。サーフェスのメッキグリル、押し出し感を基調したワイドなバンパーにより低重心で安定感を強調。縦型のマルチLEDヘッドランプも特徴で、上部にポジションランプ(インナーレンズ導光タイプ)、下部にターンランプを配置。内側にハイビームを4灯、外側にロービームが5灯配されています。

なお、フロントセクションは、歩行者保護の考えに基づき、足もとに配慮した(足払い性能)バンパー形状に変更(膨らました)されたほか、6ATから8AT(2.2Lクリーンディーゼル)に多段化されたことで、エンジン搭載(取り回し)も変わりより膨らんだ形状になっています。

ボンネットの形状もデザイン重視(歩行者の頭部保護も含めて)により、カウルトップ高(より高く)まで手が加えられています。

リヤはフロントよりも変更できるカ所が少なかったそうで、ランプを大きく変更。テールランプとストップランプ分け、さらに発光部位をハッキリと分けることで、非視認性を確保。

さらに、ゲートガーニッシュとリヤリフレクターとの関連性を訴求する「フック」形状のような導光LEDランプが採用されています。また、標準仕様のリヤバンパー下の形状を大きく変えていないのは、ディパーチャーアングルに配慮(改良でさらに改善)しためだそう。

なお、エアロ仕様の「アーバンギア(URBAN GEAR)」の方は、スカート形状にしてスポーティな雰囲気に。こちらは、スタイル重視で明確に変えられています。

サイドは小変更で、サイドガーニッシュの形状を変更し、標準仕様とローゼストに代わる新グレードの「アーバンギア」でそれぞれ意匠が異なっています。標準車はSUV感を損なわず、「アーバンギア」はスポーティなエアロ仕様となっています。

アルミホイールも変更されていて、18インチは切削光輝処理によるモダンで硬質な雰囲気。標準仕様の16インチは、より大きく、しっかり見えるように5本スポークの中抜きデザインを採用。「アーバンギア」の18インチは、切削光輝処理と彫刻的な作り込みをしたというシャープなデザインが付加されています。

(文/写真 塚田勝弘)

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GO OUT編集部
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